地球環境保全は、持続的社會実現のために世界的規模で解決すべき重要課題の一つです。地球環境保全は、持続可能な社會実現のために世界的規模で解決すべき重要課題の一つです。JEMAは「気候変動対応/地球溫暖化防止」「循環型社會の構築」「化學物質管理対策」「生物多様性の保全」などを重點項目と位置づけ、生産及び製品の両側面から、環境負荷低減に向けた取り組みを推進しています。
気候変動対応/地球溫暖化防止:
電機?電子業界の自主行動計畫「1990年度比で、2010年度に生産高CO2原単位を35%改善」については、京都議定書第一約束期間である2008~2012年度の5年間平均で48%の改善を実現し、目標も達成致しました。ポスト京都次期國際枠組みにおいても、産業競爭力の維持?向上と同時に低炭素社會の実現に資する革新的技術開発を推進し、地球規模での溫暖化防止に積極的に取り組みます。2020年までの中期的対応としては、経団連とも連攜して新たな自主取組みである「低炭素社會実行計畫(生産プロセスのエネルギー効率改善、製品?サービスによるCO2排出抑制貢獻、革新的技術開発及び國際貢獻)」を2013年度から推進しています。
化學物質管理対策:
歐米、中國等海外の製品化學物質規制に対し、會員への的確な情報提供と積極的なロビー活動を推進しています。國內の事業所の化學物質管理においても、電機?電子業界は「自主行動計畫(2010年度に2000年度比30%削減)」を推進し、55.9%の大幅な削減を達成しました。
循環型社會構築:
國內事業所の廃棄物削減に関して、電機?電子業界は「自主行動計畫(最終処分量を2015年までに36千t以下かつ最終処分率を2%以下とする)」を推進し、現時點で當該目標を達成している狀況にあります。また、製品の環境配慮設計及び環境配慮情報開示については、主要家電機器の環境影響評価(ライフサイクルアセスメント)を推進し、國內外へその成果を発表すると共に、カーボンフットプリントなどの環境配慮情報開示に向けての算定ルールについても、IEC國際標準規格作成、歐州委員會による試行事業への參加を通じてグローバルルール作成に貢獻しています。
生物多様性保全:
愛知目標の達成に向けて「生物多様性國家戦略2012-2020」が策定されたことを踏まえ、生物多様性保全教材?啓発ツールの開発やセミナーを通して會員企業への普及啓発や情報提供を行うとともに、愛知目標と業界の関わりを整理し、業界としての中期的な対応方針を検討しています。